ミヤBMはクロストリジウム・ディフィシルの増殖を抑制する?!

消化管・肝胆膵
ミヤBMでCDI(Clostridium difficile infection)はよくなる?
筆者も研修医時代からよくこの話は聞いていました。特に最近出た論文の話ではないですが、本日はミヤBMとCDIの話を少しだけ紹介します。
ミヤBMはClostridiumの増殖を抑制する
ミヤBM(一般名:酪酸菌(宮入菌)製剤)の有用性は以前から言われています(本ブログに1990年の感染症学会での報告を参考文献として載せていますが、もっと古いものもあります)。中には抗菌薬治療に対する反応が乏しい難治例にもミヤBMの効果があったとか。その作用機序に関しては、宮入酸製剤に含まれClostridium Butyricum MIYAIRI 588株(CBM588株)により産生されたバクテリオシンがC.difficileの増殖を抑制するようです。C.difficileだけでなくC.pasteurianumなどにも殺菌活性を有するようです。(ちなみに宮入酸のClostridiumの増殖を抑制する話はミヤBMのインタビューフォームにも紹介があります)
ただあくまでもミヤBMはCDIの治療に対する補助的な役割であって、決して抗菌薬治療の代わりになるものではありません。CDIの治療をしていて抗菌薬に併用して、また下痢症状に対する整腸剤を検討する際などには積極的に使用を検討するのがよいかとおもいます。
【参考文献】
黒岩 豊秋, 他. 抗菌薬投与後のClostridium difficile検出に対する生菌性整腸剤の併用について. 感染症学会誌(1990) 第64巻 p.1425-1432

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