人工呼吸管理

呼吸管理

自発呼吸のある患者ではPCVもPSVも同じ??

人工呼吸器の設定においてPCV、PSVはいずれも規定した吸気圧を送ることで呼吸をサポートするモードであり、自発呼吸を認める状況では同じ管理に思えるかもしれません。しかし実際にPCV→PSVに変更すると換気が入らなくなったりするケースもあります。本日はPCVとPSVの吸気のサポートの違いを説明します。
呼吸管理

SBTをやってみよう!

人工呼吸器の管理において避けては通れないSBT(Spontaneous Breathing Trial)。初学者や臨床経験の浅い方にとっては何となく気づけば過ぎてしまっていることも多いのではないでしょうか?今回はSBTに関して、その適応や方法、評価などに関して紹介します。
脳神経

てんかん重積に対する治療アルゴリズム 〜痙攣が止まりません〜

てんかん重積は救急外来やICUだけでなく一般病棟でも出会う可能性のある病態です。神経学的緊急症であり、治療介入の遅れは脳の機能予後も悪くします。今回は止まらない痙攣:痙攣性てんかん重積に対する対応の方法・治療アルゴリズムを紹介します。
呼吸管理

HFNCにPEEP効果はあるのか?

HFNCにおけるPEEP効果に対して疑問に感じていた方も多いのではないでしょうか?(筆者もそうでした)HFNCにおけるPEEP効果について、経肺圧への寄与や気管切開患者での使用など筆者が注目した論文とともに紹介します。
呼吸管理

呼吸デバイスの違いを理解しよう!

NPPVやHFNCなど様々なデバイス、モードが増えていますが、その選択・使い分けに悩む方も多いのではないでしょうか?今回は各モードやデバイスの特徴を比較しながら、デバイスやモード選択のSTEPを紹介します。
呼吸管理

人工呼吸器からの離脱のために、とにかく利尿して体重減らせばいい?

ARDSの管理で水分制限による体液管理が推奨されていることは皆様もご存知かと思います。今回人工呼吸患者に水分制限や利尿薬を使用することで死亡率や人工呼吸器装着期間が改善されるか検証した方報告があるので紹介します。
呼吸管理

リバーストリガー(reverse triggering)を理解しよう

「リバーストリガー」の名前は聞いた事ある方も多いのではないでしょうか?まだ詳細は解明されておらず、理解も難しい病態ですが、実際の現場では目にすることも実は多いです。そんなリバーストリガーを本日は紹介しますので、これを機会に理解してみましょう。
呼吸管理

気管切開は早い方がいい? ICUでの早期vs晩期気管切開まとめ

気管切開の時期に関して、挿管してから3週間以上経過してからの気管切開は避けた方がよさそうなのは共通のコンセンサスが得られていますが、では早い時期が良いのか2週間近く待ってからの方が良いのかに関しては報告などにもバラツキがあり共通の見解は得られていません。今回は気管切開の時期に関して早期vs晩期の代表的な報告をいくつか取り上げて紹介します。
呼吸管理

抜管の失敗を減らすためにできる7つのこと 〜7 rules〜

抜管に際して、いかにして失敗を減らし再挿管を防ぐかは非常に重要です。今回は復習も兼ねて、最適な抜管を行うための注意事項を確認します。
消化管・肝胆膵

腹部コンパートメント症候群の管理:減量!減圧!除水!でもMAPとPEEPは高めにね。

腹部コンパートメント症候群で外科的開腹減圧術を要する患者は多くはありませんが皆さんもある一定数は経験すると思います。腹腔内圧が上昇した患者の一般的な管理方法、また血圧管理や人工呼吸器管理について紹介します。