Dr.setuyaku

呼吸管理

人工呼吸器からの離脱のために、とにかく利尿して体重減らせばいい?

ARDSの管理で水分制限による体液管理が推奨されていることは皆様もご存知かと思います。今回人工呼吸患者に水分制限や利尿薬を使用することで死亡率や人工呼吸器装着期間が改善されるか検証した方報告があるので紹介します。
呼吸管理

経肺圧について考える ②実践編〜測定方法・画面の見方〜

肺保護換気戦略の新しい指標としてここ数年で注目されている「経肺圧」について。今回は2回目:実践編として実際に臨床現場でどのように測定するかを中心に紹介します。
呼吸管理

経肺圧について考える ①総論編〜経肺圧の概念について〜

肺保護換気戦略の新しい指標としてここ数年で注目されている「経肺圧」。言葉は聞いたことある方が多いと思いますが、説明を求められたら困ることも多いのではないでしょうか?今回は総論と実践編と2回に分けて、経肺圧について詳しく紹介します。
呼吸管理

リバーストリガー(reverse triggering)を理解しよう

「リバーストリガー」の名前は聞いた事ある方も多いのではないでしょうか?まだ詳細は解明されておらず、理解も難しい病態ですが、実際の現場では目にすることも実は多いです。そんなリバーストリガーを本日は紹介しますので、これを機会に理解してみましょう。
呼吸管理

カフリークテストはいつ行う?? 〜抜管後喉頭浮腫のリスク〜

長期間の挿管管理は喉頭浮腫を来たし抜管後の気道狭窄により再挿管に至るリスクとなります。喉頭浮腫の評価としてカフリークテストがありますが、実際どのような患者で評価を行うべきか、確認していきましょう。
代謝・栄養

Refeeding症候群のリスクって??

Refeeding症候群という病態は広く知れ渡っていると思いますが、そのリスク因子は「数日食事摂取ができていない、、、」とだけ何となくイメージされていることが多いのではないでしょうか?本日はASPENの提言を取り上げて紹介します。
リハビリ

鼠径にカテーテルが入っていてもリハビリしてもいい??

鼠径にカテーテルが挿入されている患者では、安静度・リハビリをどうしたらよいか迷う場面も多いかと思います。今回は鼠径に挿入されたカテーテル別にリハビリに伴う有害事象の有無を調べた報告をとりあげてみます。
消化管・肝胆膵

NGチューブをBlindで幽門を超えて留置する方法

胃残量の多い患者などで、NGチューブを幽門より遠位に留置できたら、と思う医療者の方も多いかと思います。古い報告ですがベッドサイドでBlindでNGチューブを幽門を超えて留置させる方法が報告されているので紹介します。
呼吸管理

片側胸水へのアプローチとドレナージ適応 〜Lightの基準から次のステップへ〜

この胸水は穿刺した方がよいのか?胸水の評価としてLightの基準は覚えたけど、それだけで十分?この胸水はドレナージした方が良い?少し古いですがガイドラインも参考にしながら片側胸水のアプローチのおさらいをします。
腎・電解質

低Na血症の補正 補正速度>8mEq/L/dayとODSの関係について

2014年に発表された低Na血症のガイドラインにもあるように急速なNa補正によるODS(osmotic demyelination syndrome:浸透圧性脱髄症候群)を防ぐためにNa補正速度にはルールが存在します。今回はNa補正速度が>8mEq/L/dayを超えることでの影響に関して報告がありましたので紹介します。