Dr.setuyaku

脳神経

てんかん重積に対する治療アルゴリズム 〜痙攣が止まりません〜

てんかん重積は救急外来やICUだけでなく一般病棟でも出会う可能性のある病態です。神経学的緊急症であり、治療介入の遅れは脳の機能予後も悪くします。今回は止まらない痙攣:痙攣性てんかん重積に対する対応の方法・治療アルゴリズムを紹介します。
鎮痛・鎮静管理

ミダゾラム vs ジアゼパム(ホリゾン/セルシン) 〜使用方法の違いについて〜

鎮静やてんかん重積、アルコール離脱などで使用されることの多いミダゾラムとジアゼパムについて、その特徴の違いや使用方法などを紹介します。
循環管理

敗血症性ショックはHypovolemiaなのか? “血管内hypo”という魔法のコトバ

敗血症性ショックとはHypoなのか?敗血症での体液量をどのように考えればよいか、Hypovolemiaに関する論文をもとに敗血症の体液の状態や、どうして輸液が必要?どうして利尿を行うのか?、といったことを紹介します。
循環管理

敗血症性ショックにおける輸液管理 〜4つのPhaseを意識して〜

敗血症性ショックはICUにおいて最もと言ってよいほど重要な疾患であり、その病態は時間とともに変化するので、各フェーズに応じた対応が必要になります。今回は敗血症において4つのフェーズに応じた輸液管理を紹介します。
呼吸管理

HFNCにPEEP効果はあるのか?

HFNCにおけるPEEP効果に対して疑問に感じていた方も多いのではないでしょうか?(筆者もそうでした)HFNCにおけるPEEP効果について、経肺圧への寄与や気管切開患者での使用など筆者が注目した論文とともに紹介します。
呼吸管理

呼吸デバイスの違いを理解しよう!

NPPVやHFNCなど様々なデバイス、モードが増えていますが、その選択・使い分けに悩む方も多いのではないでしょうか?今回は各モードやデバイスの特徴を比較しながら、デバイスやモード選択のSTEPを紹介します。
脳神経

心停止後の脳の予後評価はどうするの?

心肺停止状態からROSC後の脳の予後評価に関して、2021年にERC/ESICMから蘇生後のケアに関するガイドラインが出されていますので、蘇生後の脳の機能予後評価のアルゴリズムを、その前版の2015年度版と比較して紹介します。
代謝・栄養

DKAに関する最近の話 治療における誤解7選

DKAのmanagementについてはたくさんの文献がありますが、2023年のIntensive Care Medicineで紹介されてるものは非常にコンパクトにまとめられていますし、興味深い誤解なども取り上げてくれているので、今回はこちらを紹介します。
代謝・栄養

DKAの治療における血糖値の低下速度の目安は?

DKAの治療はみなさんよく理解されているかと思いますが、Na値異常の治療に比べて、DKAの治療における血糖値の低下速度はあまり意識することはないかもしれません。そこで今回は血糖値の低下速度に関しての目安を紹介します。
体温管理

発熱に関する10のこと

ICUだけでなく一般病棟の入院患者でも、発熱への対応は避けることができません。発熱に関する全てを網羅しているわけではありませんが、重症患者における発熱に関する”10のTips”を取り上げた論文を紹介します。