Dr.setuyaku

腎・電解質

急性腎不全に対する腎代替療法のタイミングは早い方がよい?

高カリウム血症など明らかな緊急RRT(腎代替療法)の適応がない場合、AKIに対してRRTを行うタイミングはいつがよいのでしょうか?近年のRCTをまとめたレビューがありまうので、今回はそちらを取り上げてみたいと思います。
呼吸管理

気管切開は早い方がいい? ICUでの早期vs晩期気管切開まとめ

気管切開の時期に関して、挿管してから3週間以上経過してからの気管切開は避けた方がよさそうなのは共通のコンセンサスが得られていますが、では早い時期が良いのか2週間近く待ってからの方が良いのかに関しては報告などにもバラツキがあり共通の見解は得られていません。今回は気管切開の時期に関して早期vs晩期の代表的な報告をいくつか取り上げて紹介します。
鎮痛・鎮静管理

デクスメデトミジンは新規AFの発症予防にも有用?!

呼吸抑制が少なくライトセデーションの管理に有用であり、ICUでデクスメデトミジンを使用するcaseも増えているのではないでしょうか。そんな中で今度はデクスメデトミジンが新規心房細動の発症を減らす可能性があることが報告されましたので紹介します。
血液・凝固・輸血

輸血製剤の投与速度に関して

普段何気なく指示していることも多い輸血の投与速度についておさらいします。また大量出血時の急速投与での注意点なども合わせて確認しておきましょう。
腎・電解質

簡易Stewart法を使ってみよう!

酸塩基平衡の解釈として普段使用している「Boston法(生理学的方法)」に加えて、「簡易Stewart法」はベッドサイドでも簡単に計算でき患者の評価にも有用です。実際のStewart法は非常に計算が難解ですが、簡易Stewartはすぐできるのでぜひマスターしましょう!
リハビリ

ノルアドレナリン投与中でもリハビリはできる?!

ノルアドレナリンを使用している状況において、リハビリを躊躇う経験はみなさんもあるのではないでしょうか?今回はノルアドレナリンの投与中の患者で安全にリハビリが施行できる検証した論文を紹介します。
呼吸管理

抜管の失敗を減らすためにできる7つのこと 〜7 rules〜

抜管に際して、いかにして失敗を減らし再挿管を防ぐかは非常に重要です。今回は復習も兼ねて、最適な抜管を行うための注意事項を確認します。
腎・電解質

AKI後の多尿に関して 閉塞解除後の多尿は異常?

AKIの患者において多尿を経験することがあります。生理学的なものなのか病的なものなのか、判断に困る場面も多いと思います。今回は尿閉解除後の多尿に関して、また腎での特に抗菌薬のクリアランスが上昇してしまう病態について紹介します。
消化管・肝胆膵

腹部コンパートメント症候群の管理:減量!減圧!除水!でもMAPとPEEPは高めにね。

腹部コンパートメント症候群で外科的開腹減圧術を要する患者は多くはありませんが皆さんもある一定数は経験すると思います。腹腔内圧が上昇した患者の一般的な管理方法、また血圧管理や人工呼吸器管理について紹介します。
血液・凝固・輸血

ICUにおける血小板輸血 その適応

最新のNEJMからCV留置に関する血小板輸血の適応に関する報告がでていました。ICUにおける血小板減少、また処置に伴う血小板輸血の適応の復習も兼ねて紹介します。