呼吸管理

呼吸管理

経肺圧について考える ①総論編〜経肺圧の概念について〜

肺保護換気戦略の新しい指標としてここ数年で注目されている「経肺圧」。言葉は聞いたことある方が多いと思いますが、説明を求められたら困ることも多いのではないでしょうか?今回は総論と実践編と2回に分けて、経肺圧について詳しく紹介します。
呼吸管理

リバーストリガー(reverse triggering)を理解しよう

「リバーストリガー」の名前は聞いた事ある方も多いのではないでしょうか?まだ詳細は解明されておらず、理解も難しい病態ですが、実際の現場では目にすることも実は多いです。そんなリバーストリガーを本日は紹介しますので、これを機会に理解してみましょう。
呼吸管理

カフリークテストはいつ行う?? 〜抜管後喉頭浮腫のリスク〜

長期間の挿管管理は喉頭浮腫を来たし抜管後の気道狭窄により再挿管に至るリスクとなります。喉頭浮腫の評価としてカフリークテストがありますが、実際どのような患者で評価を行うべきか、確認していきましょう。
呼吸管理

片側胸水へのアプローチとドレナージ適応 〜Lightの基準から次のステップへ〜

この胸水は穿刺した方がよいのか?胸水の評価としてLightの基準は覚えたけど、それだけで十分?この胸水はドレナージした方が良い?少し古いですがガイドラインも参考にしながら片側胸水のアプローチのおさらいをします。
呼吸管理

気管切開は早い方がいい? ICUでの早期vs晩期気管切開まとめ

気管切開の時期に関して、挿管してから3週間以上経過してからの気管切開は避けた方がよさそうなのは共通のコンセンサスが得られていますが、では早い時期が良いのか2週間近く待ってからの方が良いのかに関しては報告などにもバラツキがあり共通の見解は得られていません。今回は気管切開の時期に関して早期vs晩期の代表的な報告をいくつか取り上げて紹介します。
呼吸管理

抜管の失敗を減らすためにできる7つのこと 〜7 rules〜

抜管に際して、いかにして失敗を減らし再挿管を防ぐかは非常に重要です。今回は復習も兼ねて、最適な抜管を行うための注意事項を確認します。
呼吸管理

脳損傷で意識障害を認める患者に対して抜管成功を予測できるか?

抜管を検討する際に意識レベルを評価しますが、脳損傷を有する患者では意識障害を認めている場面が多いと思います。そのような場面で抜管の成功を予測する項目に関して紹介します。
呼吸管理

HFNOの使用に関する最新のエビデンス

HFNO(High Flow Nasal Oxygen)の使用に関する最新のエビデンスを紹介します。
呼吸管理

ARDSの定義が変わるかもしれません。

Berlin定義が2012年に公表されてから10年以上が経過し、様々な医療の変革を経てARDSの診断基準にも変化が見られそうです。今回はまだabstractの段階ですが、その内容を見ていきましょう。
呼吸管理

腹臥位療法でなぜ酸素化は改善するのか?

腹臥位では胸郭全体のコンプライアンスは低下するはずですが、酸素化の改善を得ることができます。その理由を、体位による血流量の分布や腹臥位による陰影の再分布による背側換気の改善に注目して紹介します。